コーヒー豆がツヤツヤと黒光りする理由について
味にはどのような影響を与えるのか?
深煎りのコーヒー豆を買ったときに
「コーヒー豆が濡れている?」「黒くツヤツヤ光っている」と思ったことはありませんか?
同時に味は大丈夫なのかな?と不安に思った方もいるはずです。
この記事ではコーヒー豆が黒光りする理由や味に与える影響について解説していきます。
コーヒー豆って濡れたらダメなイメージがあるけど
買った豆に水滴のようなものが付いている時があった!
味にどんな影響を与えるんだろう?
コーヒー豆が黒光りする原因とは?
結論から述べるとコーヒー豆が黒光りする原因は「コーヒーオイル」によるものです。
コーヒー豆の表面に付着しているコーヒーオイルが光に反射してツヤツヤ・テカテカと黒光りしているように見えていました。
コーヒーオイルは深煎りの豆でみられることが多く、深く焙煎すればするほどコーヒー豆の細胞の隙間が大きくなりコーヒーオイル表面に浮いてきやすくなるためだと考えられています。
黒光りして見えるの深煎りの豆(深く焙煎するとコーヒー豆が黒くなる)に多くみられる現象だからなんですね!!
味にはどのような影響を与えるのか
コーヒー豆がテカテカと黒光りしている場合
抽出したコーヒーにどのような影響を与えるのか?
これに関して味に直接的な影響を与えることはありません。
ただし焙煎から時間が経てば経つほど(特に深煎りのコーヒー豆の場合は)コーヒーオイルが表面に現れるため、抽出した時にコーヒーオイルが少ないことによるアロマや風味などが低下する可能性はあります。
ここで問題になってくるのが「購入しようとしているコーヒー豆が焙煎から何日の日数が経っているのか?」ですが見分ける方法は特にありません。コーヒーオイルは焙煎日から2~3日程度経過すると表面に現れるため、「コーヒーオイルが出ている=古い豆」とは限りません。
そのためコーヒー豆を買う際には黒光りしているの有無で鮮度を判断するのではなく焙煎日を確認する。もしくは記載しているお店で購入することをオススメします。
コーヒー豆の保管時の注意点
コーヒーミルに与える影響
コーヒーオイルが原因でコーヒーミルが破損するなど直接的な影響を与えることはありませんが、刃の隙間等に付着したコーヒーオイルが微粉のたまり場になることは知っておく必要があります。
このコーヒーミルに付着した微粉は時間の経過とともに酸化していき、ネガティブな酸味へと変化していきます。そのため定期的にコーヒーミルのメンテナンスを行い清潔を保っていく必要があります。
保管容器に与える影響
コーヒー豆から浮き出たコーヒーオイルはもちろんコーヒー豆を保管している容器にも付着しています。この容器に付着したコーヒーオイルはコーヒー豆がなくなった際に必ずふき取るようにしましょう。
コーヒーオイルには風味やアロマが含まれているため、そのままの状態で次に購入した豆を入れてしまうと風味が混ざり本来の風味を損なう可能性があります。
コーヒーを保管している容器もコーヒー豆が切れたタイミングで洗うか、物によっては洗えない容器もあるので拭き取るなど清潔の保持を保っていく必要があります。
まとめ
コーヒー豆がツヤツヤ・テカテカと黒光りする原因は「コーヒーオイル」が反射したことにより生じる現象です。味に直接的な影響を与えることはありませんがコーヒーミルや保管容器に付着することで、コーヒーの風味を損なう可能性はあります。
そのためおいしいコーヒーを飲むためには定期的に機器のメンテナンスを行い清潔の保持は必須です。
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