モカコーヒーの味の特徴とは?
世界最古のコーヒーと言われるモカの歴史
「モカ」といえば「コーヒー」と言われるほど
モカコーヒーは世界中のコーヒーファンから多くの支持を集めています。
このページではモカコーヒーの味の特徴や
世界最古のコーヒーと言われている所以について解説していきます。
世界最古のコーヒーって言われているのか!
モカコーヒーはとても歴史のあるコーヒー豆なんだね
モカコーヒーとは?
モカコーヒーの名前の由来はアラビア半島のイエメン共和国にある港町の「モカ」にちなんでつけられた名前です。
イエメンはコーヒー産業発祥の地とされており、15世紀頃にモカ港から世界中にコーヒーが輸出されコーヒー文化が世界に浸透していきました。
つまりコーヒーの原点は「モカ」であることから世界最古のコーヒーと言われており、イエメンは「世界のコーヒーの母国」とも言われています。
モカコーヒの特徴
モカコーヒーの特徴は産地によって少しずつ個性が異なりますが、フルーティーな酸味と優しい甘味がモカの特徴と言われています。
また高品質であればあるほど苦みが控えめで酸味とコクの中に漂う複雑さがあり、モカフレーバーと呼ばれるスパイシーで独特な香りがウイスキーや赤ワインのようなテイストを感じることができるのもモカコーヒーの特徴です。
モカコーヒーの産地
現在モカコーヒーが作られている国は主にイエメンとエチオピアの2か国になります。
さらにモカの後にそれぞれの産地が付き「モカ+収穫地名」で呼ばれるのが一般的となっています。
イエメン産 | モカ・マタリ |
---|---|
エチオピア産 | モカ・シダモ モカ・ハラー モカ・アビシニア モカ・イルガチェフェ |
モカコーヒーの等級
イエメンの場合
イエメンのコーヒー豆の等級は基本的に生産地域別になっているため地域で異なるのが特徴です。
等級はあくまでイエメン国内の基準なので、諸外国の高級豆と同等の品質が保証されるものではありません。実際イエメン産のコーヒー豆は欠点豆が多く、スクリーンサイズ(豆の大きさ)にもバラつきがあるという声が多く聞かれます。
そのため最高品質のNo.9であっても入念なハンドピックは必須になります。
産地 | 等級 |
バニーマタル | NO.9(最高品質) |
NO.8 | |
NO.7 | |
NO.6 | |
NO.5 | |
サナア | 上 |
下 |
エチオピアの場合
エチオピアのコーヒーの等級は、欠点数によってグレードが決まる仕組みとなっています。
等級は全部で8段階ありますが実際に輸出されるのはG5以上とされており、ここからさらに絞られ実際に日本で消費されているモカコーヒーはほとんどがG4以上の豆と言われています。
等級 | 欠点数 |
---|---|
G1 | 0~3個 |
G2 | 4~12個 |
G3 | 13~25個 |
G4 | 26~46個 |
G5 | 47~75個 |
G6 | 76~150個 |
G7 | 151~340個 |
G8 | 341個~ |
弘前のススメ珈琲でモカは買える?
モカコーヒーって美味しそうだね!でもどこで買ったらいんだろう?
弘前のススメ珈琲でもモカコーヒーの販売を行っています。
焙煎の深さを変えると全く異なる風味に変化するのもモカの特徴です。
そのため弘前のススメ珈琲では中深煎りと深煎りの2種類の焙煎度をご用意いたしました。
イエメン バニーマタル(中深煎り)
原生種だけが持つと言われる香り高いモカフレーバー。バニーマタル地方は現在も原生種に近いコーヒー豆が取れる地域なので、モカ特有のフルーティーな酸味と甘味を存分に楽しむことができます。苦みは弱いですが甘味とコクのバランスが良く、はっきりとした風味特性を持ち合わせています。
イエメン バニーマタル(深煎り)
この原生種が持つ香り高いモカはフルーティーな酸味と甘みが特徴ですが、深煎りにしたことで酸味に渋みが生まれ赤ワインのような風味を楽しむことができます。また中深煎りと比較するとコクがさらに深まり、より長く芳醇な香りの余韻を楽しむことができます。
まとめ
世界最古のコーヒーと言われている「モカコーヒー」の名前はアラビア半島のイエメン共和国にある港町の「モカ」にちなんで付けられました。この小さな港町「モカ」から世界のコーヒー産業が発祥したと言われています。
味の特徴はフルーティーな酸味と優しい甘味がモカの持ち味です。
またモカフレーバーと呼ばれるスパイシーで独特な香りがウイスキーや赤ワインのようなテイストを感じることができるのもモカコーヒーの特徴です。
伝統のあるモカコーヒー
ぜひ皆さんも買う機会があったらお試しください。
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