コーヒーソムリエに独学で一発合格!実際に使用した参考書や資格を取得するメリット・デメリットについて
コーヒーソムリエは独学でも合格できるの?
コーヒーソムリエを取得するメリット、デメリットは何か?
このような疑問や要望に対して今回の記事を作成致しました。
私自身もコーヒーに関する資格を取得したいと考え一番初めに取得したのがコーヒーソムリエの資格でした。
結論から述べると独学でも合格は可能です!
では具体的にどのような参考書を使用したのか?
コーヒーソムリエのメリットやデメリットについてまとめたので参考にしてみてください。
コーヒーソムリエっていう名前は聞いたことがある!
芸能人でも合格した人がいるよね!
でもどのくらい難しいんだろう?
コーヒーソムリエとは?
コーヒーソムリエとは日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催する資格試験です。
コーヒーの歴史や産地、品種、焙煎方法、抽出技術に関する専門的な知識に加え、コーヒーの香りや味わいなどのテイスティング能力などコーヒーに関する幅広い知識を証明することができます。
つまり一言で表現すると「コーヒーに関する基礎知識を身に付けた人」という証明ができる資格になります。資格取得後はコーヒーのスペシャリストとしてコーヒーに関するセミナーや企画、コーヒーショップの開業などで活躍することができます。
コーヒーソムリエの合格率はどのくらい?
コーヒーソムリエの資格は誰でも受験することが可能です。
勉強方法としては通信教育もありますが独学でも十分取得することが可能な難易度だと思います。
合格率は約70%と比較的合格率も高い資格試験ですが出題範囲が広いのが難点です。
また資格試験対策専用のテキストや問題集がないのも受験者の悩みの種の1つとなっています。
コーヒーソムリエを取得するメリットは?
1、勉強のモチベーションになる
コーヒーソムリエを受験することで勉強のモチベーションを保てる!
これがコーヒーソムリエを取得する最大のメリットだと思います。
人間は不思議と楽な方を選択する生き物なので目標がなければダラダラと過ごしてしまいます。
当たり前のことですが資格試験なので「申し込みしたからには合格したい」と思うのが人の心理です。資格を取得するという明確な目標を持つことで、限られた時間の中で効率良く勉強することができるようになります。
2、コーヒーに関する基礎知識を身に付けることができる
コーヒーソムリエの問題はコーヒーに関する幅広い知識を必要とされますが難易度自体はそこまで高くはありません。イメージとしてこれからコーヒーに関連する仕事をする人に対して最低限知っておいてほしい基礎知識というレベルの問題が出題されます。
いわば入門編です!
これからカフェで働く方やコーヒーが好きな人などにオススメしたい資格試験の1つです。
具体的にどのような問題が出題されるのか?
試験内容は筆記試験のみとなっています。
問題の出題傾向としては穴埋め形式で答える問題が多い傾向にあります。
コーヒーソムリエの難易度に合わせた例題を
弘前のススメ珈琲で独自に作成してみたので参考にしてみてください。
以下の()に当てはまる語句を答えよ
例題1:コーヒー豆は( )種、ロブスタ種、リベリカ種に分類され、これらの品種は三大原種と呼ばれている。
例題2:コーヒーの抽出方法は主にペーパドリップやネルドリップで抽出する( )法、フレンチプレスやサイフォンで抽出する浸漬法の2種類がある。
例題3:焙煎の過程でショ糖はカラメル化し、その後アミノ酸はショ糖と結合して( )反応を起こす。
例題4:コーヒー豆の精製方法は大別するとウォッシュドと( )の2種類に分けられる。
3、仕事や趣味で活かせる
コーヒーソムリエは難易度の高い国家資格ほどの権威はありませんが資格は資格です。
コーヒーに関する基礎知識を取得した「コーヒーソムリエ」という民間資格をもっていることはカフェで働く際、喫茶店の開業、飲料メーカーへの就職などに役立つことができ、コーヒーに関する知識を自己評価ではなく他者評価として示すにはうってつけの資格となります。
そのため就職活動やアルバイト採用を受ける時にコーヒーソムリエは履歴書に書くことができる資格なので取得したことを記載することで自己アピールにも繋がります。
コーヒーソムリエを取得するデメリットは?
デメリットは特にないと考えます。
強いていうなら受験費用(10,000円)、認定カードと認定証の発行(各5,500円)のお金がかかることですが、これも資格試験の中でも常識範囲内の金額設定だと思います。
また認定カードと認定証はあくまで選択制になるので発行しなければ受験費用の10,000円のみで資格を取得することができます。
コーヒーソムリエの勉強方法を紹介
1、通信講座を受講する
通信講座を受講するメリットとしては受験勉強が最適化でき効率よく学べるところにあると思います。ただその反面、受講費用が思いのほか高くついてしまうのがデメリットとして挙がります。
ちなみにコーヒーソムリエに関する通信講座にかかる費用は6万~9万くらいが相場のように感じます。
確かに効率よく勉強できるので合格する確率は高くなりますが、コーヒーソムリエの難易度を考えると個人的に通信講座の受講はオススメしません。仮に受講料で9万払うのであればコーヒーソムリエの受験料が1万円なので9回落ちたのと同様の金額を払っていることになります。
であれば素直に独学で受験して、仮に落ちたとしても再受験すればいいだけの話のような、、、
ただ何かしらの理由があり次の受験で絶対に合格しなければいけない人や、金銭的に余裕があり効率よく勉強するによる時間の投資だと考える人であればオススメしたい勉強方法の1つです。
2、独学で勉強する
コーヒーソムリエを受験する人の多くが独学で臨んでいると思います。
でも具体的にどうやって勉強するのか?
多くの人はコーヒーに関する参考書を購入し熟読し、わからない単語があれば調べるを繰り返して勉強しています。また効率よく勉強するポイントとしては出題範囲の項目は特にしっかり読んで覚える!!これが独学での勉強方法のポイントとなります。
独学する方へオススメしたい参考書!
これぞ基礎知識のパイオニア!とりあえずの1冊にオススメ
コーヒーソムリエを勉強するにあたり王道中の王道となる参考書「田口護の珈琲大全」。
コーヒーを30年以上にわたり研究したカフェバッハの店主 田口さんが長年の研究で得た知識を1冊に詰め込んだ本になります。「コーヒー豆」「焙煎」「抽出」などコーヒーの基礎知識から、コーヒーをより美味しくすることに追求した知識が詰まっている教科書的な本です。
ちなみに田口さんは日本スペシャルティコーヒー協会の会長(現・理事)に就任した経歴もあるコーヒー業界のレジェンド的な存在で、コーヒーソムリエを受験する人が多く利用している本となっています。
弘前のススメ珈琲おすすめ!基礎知識を網羅したハンドブック
もう一冊ご紹介したい参考書は堀口俊英さん著作「新しい珈琲の基礎知識」。
サブタイトルが「知りたいことが初歩から学べるハンドブック」となっており、名前の通りこれから勉強をする人が初歩から学びやすい基礎知識を終結したハンドブックになっています。
コーヒー豆の精製方法や産地の特徴から抽出機器の説明や特徴などの基礎知識が詰め込まれています。堀口さんも日本スペシャルティコーヒー協会の理事を就任した経歴を持っており、長くにわたり日本のコーヒー業界の発展に貢献してきた代表的な方となります。
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