[3秒で解決]コーヒーミルに微粉がくっつかない!簡単にできる静電気対策を紹介

※記事内に広告が含まれています。

微粉の静電気対策

[3秒で解決]コーヒーミルに微粉がくっつかない!
簡単にできる静電気対策を紹介

コーヒーを挽いた時に生まれる微粉に悩んだことはありませんか?
叩いた衝撃では全然落ちないし、拭いてみたけど一度で綺麗にはならない。


今回は簡単に3秒でコーヒーの微粉を軽減する方法を2種類紹介していきたいと思います。

コーヒーは毎日飲むからこそ微粉問題は深刻な悩みの1つ。
何かいい方法がないかな?

広告

コーヒーミルに微粉がくっつく原因とは

結論から述べるとコーヒーミルに微粉がくっつく原因は静電気です。


この静電気はコーヒー豆を粉砕した時に発生するもので、微粉がコーヒーミルの周りや受け皿にくっつくことで衛生面やコーヒーの味に関してネガティブな影響を与えます。

くっついた微粉がコーヒーの味に与える影響

コーヒー豆は焙煎直後から酸化が進みますが付着した微粉も例外ではありません。
付着した微粉は酸化がどんどん進みネガティブな酸味が強くなってきます

掃除を怠りコーヒーミルを使用し続けると、なんらかの拍子に微粉が落ちた時には挽きたてのコーヒー粉と混ざった状態で抽出されるため味に悪影響を与えてしまいます。

ミルにくっつく微粉を軽減する裏技を紹介

水に浸したスプーンで混ぜる方法

この方法は2007年の世界バリスタチャンピオンシップで優勝した経験を持ち、コーヒーに関する本の出版やYouTubeなどで情報を発信しているJames Hoffman(ジェームズ・ホフマン)さんが考案しました。

彼が紹介した静電気対策の方法に必要な物は”スプーン””水”の2つだけ

1、普段どおりコーヒー豆を準備する
2、水に浸したスプーンでコーヒー豆をかき混ぜる
コーヒー微粉静電気対策
微粉の静電気対策

ジェームズ・ホフマンさんはスプーンの持ち手に水を付けてかき混ぜていましたが、個人的には写真のようにあらかじめ水の入ったコップにスプーンを入れておいた方が使い勝手が良かったためスプーンの部分でかき混ぜています。

水分さえしっかり切れれば持ち手でもスプーンの方でもどちらでも変わらないと思うのでお好みで好きな方のやり方で実施してみてください。

実際にどのくらいの効果があるのか

こちらが何も行わずコーヒーミルを使用した場合の画像になります。
細かい微粉が全体的に付着しており一部微粉がまとまった塊ができています。

コーヒーの微粉

次に水に浸したスプーンでかき混ぜてからコーヒーミルを使用した画像です。
まったくコーヒーミルにくっつかないというのは難しいですが、実施した場合としなかった場合の差は一目瞭然で量自体は明らかに減っています。また微粉の塊もないことからも静電気対策が効果的であることがわかります。

コーヒーの微粉

霧吹きで1プッシュする方法

この方法は近年SNSを中心によく見かける方法となりました。
準備するものは小さい霧吹き1つだけで霧吹きは00円ショップなどで購入することが可能だそうです。

1、普段どおりコーヒー豆を準備する
2、シュッと1プッシュ霧吹きを吹きかける
画像引用:Ross Droplet Technique | Say No to Grinder Static!

一見すると水に浸したスプーンでかき混ぜる方法より簡単に見えますが衛生面の観点から霧吹きの中に入っている水を頻回に交換しなければいけない点や、ノズルの内部が清掃できないなどの点から個人的にはスプーンでかき混ぜる方法を推奨します。

水で濡らすことで味に与える影響

「コーヒー豆を水で濡らすと味に影響を与えないのか?」
疑問に思った方もいるはずです。

この問題に関してオレゴン大学の計算材料化学者であるクリストファー・ヘンドン氏がコーヒー豆を挽いた時に生じる静電気について調べるため、ポートランド州立大学の火山学者であるジョシュア・メンデス・ハーパー氏らと研究チームを組み報告しています。

その結果は水で濡らしたコーヒー豆の方が抽出時間が長くなり、より濃いコーヒーを作ることができるとわかりました。また水で濡らすことで粉の偏りが生まれにくくなり風味の差を抑えることにもつながったそうです。

このことからコーヒー豆を濡らすことは味に関して悪影響を与えるどころか、静電気を抑えて微粉が固まりにくくなることで抽出効率が良くなるというメリットがあることがわかりました。

水で濡らすことでコーヒーミルに与える影響

今回紹介した方法は水を付けることで静電気対策を行いましたが鉄製の刃が採用されているコーヒーミルを使用している場合は注意が必要です。

近年のコーヒーミルはセラミック刃やステンレス刃が採用されているため水を付けた状態で豆を挽いても問題はありませんが鉄製の刃となると錆びてしまう可能性があります。

昔のコーヒーミルは鉄製の刃が多く採用されているため長年同じコーヒーミルを使用している人は自身が使っているミル刃が何製なのかを確認する必要があります。

もしコーヒーミルが鉄製の刃だった場合は今回紹介した方法を実施しないことをオススメします。

まとめ

微粉は静電気によりコーヒーミルにくっつきます。微粉がコーヒーミルの周りや受け皿にくっつくことで衛生面やコーヒーの味に関してネガティブな影響を与えます。

今回は静電気を防ぐために今回は2種類の方法を紹介しましたが弘前のススメ珈琲では衛生面の観点からスプーンでかき混ぜる方法を推奨します。方法も至ってシンプルで水で濡らしたスプーンでかき混ぜるだけなので特に物品を準備する必要もなく自宅にあるもので気軽にできるのも嬉しいですね。ぜひ皆さんもお試しください。

→コーヒーの豆知識に関する別の記事を見る

コメント

タイトルとURLをコピーしました